「PRタレントバンク」を通じて大手フィットネス事業会社のプロジェクトを担当している本間由加さん。
広告代理店、事業コンサル会社を経て、独学でPRを学び日本PR協会の認定プランナーを取得。
事業目標やマーケティング戦略に則ったPR戦略立案が得意ということで独自のポジションを築いている。
今回「PRタレントバンク」の草創期に前出の案件を担当。
この仕組みは「世の中にとても求められて」いて、「ありそうで無かった」プラットフォームだと感じたそうだ。
まずは、フリーランスになるまでのキャリアを教えてください。
新卒でデジタル系の広告代理店に入社しました。ネット広告やSNSが台頭し始めて、企業側もまずはやってみようと投資を増やし始めた時期ですね。2年ほど広告営業としてネット広告の販売、運用、制作のディレクションなど一通り携わったところで、会社が業務提携をした総合広告代理店に出向する機会を得ました。
300名程のベンチャーから、6000名の大企業で働くことになって、日本企業はこういうものなのか…といい意味で社会勉強をしました。もちろんクライアント様もそうそうたるナショナルクライアントでしたので、プレッシャーもありました。しかしデジタルのこととなれば私の方が知識や経験があるということで、普段お会いできないような方にネット広告のレクチャーをしたり、O2Oの企画提案をしたり、ある時は若年層の取り込みをデジタルでどうやって行くか?という大きなお題に向き合ったり・・・とにかく毎日新しい発見や学びがあって、刺激が強かったです。毎日モーレツに楽しく仕事に向き合っていました。
2010年に出向を終え、もともと興味があった戦略構築とマーケティング分野の力を伸ばしていきたいと思い、事業コンサル会社に転職しました。そこで経営者や事業責任者の方々と対峙して、3年~10年先の事業計画の立案や、新規事業立案、マーケ戦略立案と実行の経験を積みました。実はこの会社、立ち上げたばかりのスタートアップ企業だったので、人事・総務・広報なんでも兼任するという、かなりエキサイティングな会社員生活を送らせてもらいました(笑)文字通り朝から晩までよく働いていたんですが、コンサルタントとして上流工程の戦略立案を学びながら、一方で自社の広報として、Facebookページの運用やメディアアプローチをやらせてもらったら、思いのほか性に合っている気がして、そこで初めて独学でPRを学び始めたんです。
もともと大学時代マーケ専攻だったのと、広告の実務経験があったので、広報の役割は理解していたし、代理店時代に大手の戦略PR会社さんともお付き合いがあって、彼らの動きも知っていたので、PRをより立体的に捉えて学べたのが良かったのかもしれません。その後、デジタルマーケティング+PRを得意分野として、独立することになりました。

もともと、独立を見据えていたんですか?
いえ、実は家族の入院看護があって、そちらに専念するために一度前職を退職したんです。とはいえ続けられる範囲で、業務委託で前職の仕事を続けさせてもらっていました。その後、一段落したところで、転職先をどこにしようか考えていたら、かつての広告代理店時代の先輩方から「マーケティングやPRの仕事をやってもらえないか?」とお声がけいただくことが増えて・・・結果的に成り行きでフリーランスになりました。
「サイトはどう作れば…」「集客はどうする?」みたいな相談に乗っているうちに、口コミでいろいろとお仕事をいただけるようになりまして――。私自身はホームページすら持っていないので、知り合いの方からのご紹介のみでお仕事をさせていただいて、今に至ります。アウルさんからのお仕事も、PRタレントバンクのお話とセットで大手フィットネス事業会社様の案件をご紹介いただきました。クライアント様、アウルさん、私がプロジェクトの中でどうコラボレーションしていくかもクリアだったので、不安なくお請けできました。

PRタレントバンクの案件では、具体的にどのような業務をされているのでしょうか。
今回、私の役割としては「アドバイザリー業務」が中心になっています。チームアウルの一員として、クライアント様との定例会に参加し、PR領域の課題を特定して最適なプランに落とし込むところまで並走します。営業フロントはアウルさんの敏腕営業さんがついてくださっているので、社内向けのディレクションは彼にお任せしていて、私はクライアント様とその課題に向き合うことにパワーを割いています。
プロジェクトが始まって数か月経過しましたが、クライアント様からは「この進め方が新鮮で学びがありました」とレビューいただきました。PRしたいモノやコトごとに、毎回ターゲットや提供価値を具体化して、PRフックとなる企画をご提示しているのですが、その一連の作業をご評価いただけたのは嬉しかったですし、励みになります。とはいえ、まだ期待を超える大きな成果をお返しできていないので、今後もどうしたらニュースバリューを引き出せて、より事業に貢献できるのかを考えていきたいと思っています。

「PRタレントバンク」自体の可能性をどのように感じますか?
可能性は大いにあると思います!PRやマーケ領域で人手が足りない事業会社様とフリーランスのプロフェッショナル人材をマッチングできる機会は今までありそうでなかった仕組みですよね。働き方の多様性が叫ばれているので、大手の広告代理店やPR会社で実績を積んだ方がフリーに転向されるケースも多くなってきました。そういう方々がアウルさんのようなしっかりしたPR会社さんのご紹介でプロジェクトに入れるのは、願ったり叶ったりのサービスだと感じます。私自身はおかげさまで営業活動に困っていなかったのですが、一般的には独立したての方は営業がうまくいかなくて困るという話を聞きます。この点においてもこの仕組みが手助けになってくれますよね。
そしてクライアント様にとっても、「相談したいが人材がいない」「大手に相談すると、高額になってしまう」「内製ではアイデアやスキルの限界がある」といった悩みが多く発生していて、それを“社外の適切な人材”に求めることが増えていますよね。そういった意味でも、優秀なPR人材をスポットや低価格でトライアル出来る機会になりえると思うので、双方にとってwin-winのサービスではないでしょうか。

そう言っていただけるとありがたいです。本間さんご自身は、これからどのように働いていきたいと思いますか。
フリーランスの仕事は、成果を出すことがすべてだと思うので、そこに責任をもって向き合い続ける覚悟が必要ですし、甘くない世界ですよね。だからこそ「自分の提供価値をきちんと発揮できる仕事ができているのか?」「クライアントの事業に貢献できているのか?」はいつも自問自答しています。でもこのことは、本来はフリーランスの仕事だけでなく、仕事全般に言えることですよね。なので、もし魅力的な仕事や職場が見つかったら、また会社に所属するかもしれません。現にプロジェクトが軌道に乗ると、クライアント企業から転職のお誘いをいただくことが良くあります。
でも、それもまた新しい“自由な働き方”だと思うんですよね。たとえば、代理店さんから事業会社に転職する方が多いように、PRタレントバンクでマッチングしたフリーランスの方が、事業会社にそのまま所属するようになっても良いのでは。このサービスにはそういう可能性もあるなと。私自身も、あまり形にとらわれず、そのときにしたい働き方、貢献できる形で決めていきたいなと思っています。






